オリジナル AI アートに関するブログです．AIアートをつくるときは通常，英語でこまかい記述をプロンプト (呪文) としてあたえますが，そうせずに，みじかい造語や絵文字だけをつかって，AI に自由にアートをつくらせています．

“否認” された広重からうみだされる山や池の AIアート

Stable Diffusion 2.1 に広重のなまえ (Hiroshige) だけをあたえても色のとぼしい絵が多く描かれますが， そのなまえや「浮世絵」を負のプロンプトとしてあたえることで，もっと変化のある山や池などの風景画がえられます．

つぎの 2 枚は広重のなまえだけをあたえてえられたものですが，色がとぼしく，あまり魅力的とはいえません．

そこで広重のなまえをあわせて負のプロンプトとしてもあたえてみます． それによってもっと変化のある，つぎのような絵がえられました．

えられた絵のなかにはつぎのように人 (らしきもの) もあらわれるが，Stable Diffusion には人はなかなかうまくかけません．

そこで，人がほとんどあらわれない風景画を描かせようとかんがえました． 「浮世絵 (Ukiyoe)」だけをあたえて絵を描かせるとほとんどが人物画になるので，逆にそれを負のプロンプトとして あたえればそれが実現できるのではないかとかんがえました． つぎの絵はそうやって描かせたものです．

そうやって描かせた絵のなかには，つぎのようなあいまいな絵もふくまれています．

左上の絵には船なのか家なのかがあいまいなものが描かれています． また，右上の絵の空は海か池のようです．