生成 AI に絵画を発想させる,オリジナル AI アートに関するブログです.
これまで「さまざまな 1 〜 3 語程度の短いことばを AI にあたえて,AI がもつ知識で自由に「発想」させて描画する」方法を MWAIP (Minimal-Words AI Painting) と呼んできましたが,出版に関するプレスリリースに書く際に発想誘導型 AI アート手法 (ISAP) ということばに変更しました.ISAP は ChatGPT 5 といろいろ対話するなかできめたことばです.
MWAIP に不足していたのは「AI がもつ知識で自由に「発想」させ」ることが表現されていないことです.PR TIMES にだしたプレスリリースではつぎのように説明しています: 「ISAP(Idea-Steering AI Art Practice) は数語からなる短い「正のプロンプト」と「負のプロンプト」を用いた,AI を誘導しつつ自由に発想させる独自の画像生成法です.Stable Diffusion では通常のプロンプト (生成したい要素) に加えて「負のプロンプト (排除したい要素)」を指定できます.ISAP はこの両者の差分や対比によって AI が持つ多様な美術的知識を引き出し,新しい発想へ導く創作法です.」
ChatGPT 5 と対話するなかで,このことばを構成する “Idea-Steering AI Art” の部分はすぐにきまりましたが,そのあとにつけることばがなかなかきめられませんでした.私は ISAT (T = Technique) が発音もよいようにおもったのですが,ChatGPT は ISAP のほうがよいという意見をゆずりませんでした.私には英語の語感はよくわからないので,ChatGPT にしたがうことにしました.ISAM (M = Method) もかんがえましたが,ISAM は情報系でひろくつかわれていることばがあります (Indexed Sequential Access Method).そのため ISAP (P = Practice) ということばをつかうことになりました.最後の単語が Practice なのはあまり気にいりませんが,よりよい案がないのでここにおちついています.
それにしても,以前はこのような相談をする相手がいないので呼び名をきめるときにも,プレスリリースなどの文章の内容をきめるときにも,ひとりできめていました.ChatGPT がつかえるようになって,それらのプロセスは大幅に改善されました.